ものの表面に塗料を塗り広げることで汚れや腐食、
その他の外的影響から保護し、美しさを与えてくれます。
塗料はものの最後の仕上げとして、
商品の価値を高めるのに役立っています。
もっとも古い塗料は
紀元前のエジプトで、天然樹脂と植物油から
ワニスが作られ、ミイラの木棺などに塗布して
保存上の向上と美粧化が行われました。
日本では
縄文時代から赤や黒色の顔料を使った漆塗料が
土器、木工品の塗布されています。
国産塗料の工業的な規模での塗料の生産は
明治10年代半ばから始まり、様々な樹脂が研究され、
石油化学工業の発達とともに塗料も進歩してきました。
そして、現在では、
世界規模の環境破壊問題を考慮して
新しい塗料の研究に力が注がれています。
☆ 塗料の機能と歴史 ☆